自動化する仕事?人間がやる仕事?

どう言った仕事を自動化してロボットに任せれば良いのか? 逆に人間はどう言った仕事をするべきなのか?

生産性改善や高付加価値化も大切ではありますが、

人が幸せを感じて働くことができる

という環境が一番生産性が高く活気のある職場にもなりえます。人の幸せを追求するQuiny株式会社としては、今回はこの点について考えていきたいと思います。

<満足度の高い仕事とは>

少し古い研究になりますが、2007年にシカゴ大学が5万人の男女を分析した職業リサーチがあります。文献のURLも下記に貼っておきますので、興味のある方はご覧ください。

URL:http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/summary?doi=10.1.1.173.2106

PDF:http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download;jsessionid=92811D912F381C54EB41333E233FCF6D?doi=10.1.1.173.2106&rep=rep1&type=pdf

この研究はメタ分析と呼ばれる手法を取られており、直接研究するのではなく、複数の研究結果を統合し、より高い見地から分析するという手法を取られています。

さて、この研究によると、

1 Clergy(聖職者)

2 Physical Therapists (理学療法士)

3 Firefighters(消防士)

4 Education Administrators (教育関係者)

5 Painter, Sculptors, Related (画家・彫刻家、など)

6 Teachers(先生)

の順で職業の満足度が高い傾向になっていました。一見するとバラバラの職種にあり関係なさそうですが、

他人と接する機会が多く、他人に新たな知見を伝え、他人の人生を守る要素を持っている

という共通点が挙げられます。

つまり、世の中の役に立っていることが見えやすく分かりやすい職業ほど、満足度が高く幸福に仕事をしている、ということがわかります。こうした仕事は人がする仕事として、AIやロボットに置き換えるのではなく、人がやるべき仕事として残していくのが良いでしょう。どの業種・業界でも上記に類似する仕事はあると思いますので、こうした仕事を積極的に人にやってもらうことで、職場の幸福度も上がり、従業員の満足度も高くなり、結果として高い生産性が生まれる、という良い循環が起こるのでは無いでしょうか。

では、逆に満足度の低い仕事というのは、研究によると下記の順になりました。

1Roofers(屋根職人)

2 Waiters/Servers (ウェイター)

3 Laborers, Except Construction (労働者、建設以外)

4 Bartenders (バーテンダー)

5 Hand Packers and Packagers (荷造り作業者、包装する人)

6 Freight, Stock, & Material Handlers(貨物・在庫・物質を扱う人)

7 Apparel Clothing Salespersons(アパレルの販売員)

8 Cashiers(レジ打ち)

9 Food Preparers, Misc. (食品調理士)

10 Expediters (納品管理者)

11 Butchers & Meat Cutters (精肉店)

12 Furniture/Home Furnishing Salespersons (家具販売員)

上記の仕事はストレスレベルも高く、満足度が低いです。

1位の屋根職人は、常に高所で作業をしており一つのミスが大きな事故に繋がるため、とてもストレスレベルの高い職業だと推測できます。

2位のウェイターや4位のバーテンダーは長時間の立ち仕事のため、かなりの疲労が溜まる仕事であると想像でき、実際に日本のホテルの給餌係を対象とした調査ではストレス度がかなり高い仕事であると報告もあります。

参考URL(PDF):http://www.jsomt.jp/journal/pdf/059060297.pdf

少し前のアメリカの結果なので今の日本と比べることは難しく一概には言えませんが、倉庫でのピッキング作業、レジ打ち、工場での単純作業をする人がランクインしているあたり、自分の働きが他人にどれだけ貢献しているか見えづらい仕事は人の満足度を下げるようです。

倉庫や工場内での単純作業は、自分の行為で他人がどう喜ぶかのフィードバックを実際に受けることは難しいため、仕事の満足度も下がり、離職率の増加などに繋がるのではないでしょうか。

<まとめ>

・危険な仕事

・長時間の立ち仕事

・人への貢献が見えづらい仕事

自動化を考える際にはこうした観点で自社内の作業を見渡し、人がやるべきでない仕事を抽出してみては如何でしょうか?

もしこの機会に自社内のストレスレベルの高い仕事を見直し、ロボットや自動機への置き換えを考えていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、是非、お問い合わせください。

Quiny社ではロボットや自動化の観点から御社に働く人の満足度を高めるご提案をいたします。